Announcement from
Kurume University Department
of Endocrinology and Metabolism
公立八女総合病院で八女・筑後地域の糖尿病診療に尽力している岩田 慎平先生の原著論文がBMC endocrine disordersにacceptされました。
今回の論文では、日本において季節変動と糖代謝の変化の関連があることを明らかにされました。コロナ禍という生活様式が激変した時期においても季節変動と糖代謝の変化に関連があったことから、生活様式以外に何か季節変動と糖代謝の関係を裏付けるものがありそうです。
「Preserved seasonal variation in glycemic control in patients with type 2 diabetes mellitus during COVID-19: a 3-year-long retrospective cohort study in older adults in Japan」
BMC Endocr Disord. 2024 May 17;24(1):70. doi: 10.1186/s12902-024-01602-8.
http://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38755559/
岩田先生からのコメント
2020年に新型コロナウイルス感染症が流行し、生活に大きな影響を与えました。特に糖尿病を持つ方にはその影響が大きかったと思いますが、今回の検討では多くの方が悪化することなく過ごされていたことがわかりました。引き続き、我々は地域医療に貢献していきたいと思います。